自らスパイになった天才的科学者

    2015.11.02 00:46|未分類
     先週は水曜日に九千歩、この土日にもそれぞれ七千歩と、最近にしてはよく歩いた。よく歩いた翌日は体調がよく、何もしないでも居るだけでも幸福な気分になれる(笑)。

     ところで、先ほどNHKで「盗まれた最高機密~原爆・スパイ戦の真実~」という50分ほどの番組を見たが、コンパクトに凝縮された、すごい内容だった。
     二十世紀半ばに、人類はその知力と性向により、まさに棺桶に片足を入れたのである。未来に核爆弾を破裂させずにやっていけるかどうかも、これまた人類の資質と知恵にかかっている。

     とりわけ印象的だったのは、セオドア・ホールという米国の若い天才的科学者だ。その傑出した頭脳により原爆開発のマンハッタン計画に招かれ中心的役割を果たしたわけだが、そのただ中にいて、米国のみが核兵器を持つと世界の均衡が崩れると予感し、自ら進んでソ連のスパイになった。それにより、ソ連の核兵器開発は十年分進んだという。
     米国のみが核兵器を持つと世界の均衡が崩れる――それは予感ではなく、おそらくは正しい認識なのだろう。強靱な頭脳を持った人間は、その置かれた環境に関係なく、正しい認識に達しうるのだ。(おそらくは同じくその頭脳によってだろう、その後もスパイ容疑で訴追されることもなく、イギリスに渡って科学者として静かな人生を送ったという。)

     再放送は、11月4日(水)午前0時10分~午前1時00分。
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    アコピ派として

    2015.11.10 07:50|未分類
     ピアノねたはまだまだ続く...(笑)
     <鍵盤感覚・ブラインドタッチ>関係は書きつくした印象があるかもしれませんが、これがまだまだ書いてないことが残されています。
     それとは別に楽器問題(ピアノ・電子ピアノ・鍵盤楽器全般)のねたもあるんですが、これは下手をすると50回分くらいあるかもしれません。w

     まあ結論的に言うと、ぼくは基本的に<アコピ派=生ピアノ派>です。アコピ=アコースティック・ピアノ。また、チェンバロ、フォルテピアノ等の古楽器を含めて(電気駆動でない)アコースティック鍵盤楽器を称揚します。
     そして、どちらかというと<アンチ電子ピアノ派>です。電子ピアノは、(1)(あくまで趣味の問題ですが)ひいてもあまりおもしろくない、(2)局面によっては練習に使えない。

     次のレッスンでの期待水準というのがありますが、たとえば、週末のレッスンまであと二日という時、諸事情で電子ピアノしか使えないとなると、課題曲をその期待水準に持って行くことはむずかしくなります。(たとえヘッドホンで夜に何時間もひけたとしても、です)。
     電子ピアノは、楽曲分析や、曲をさらう初期段階では役立ちます。
     ただし厄介なのは、曲の仕上げの段階で電子ピアノで目一杯演奏しちゃうと、(教室の)グランドピアノでその曲をひく時の感覚がむしろ壊されてしまう→グランドピアノではうまくひけなくなる、のです。これはぼくだけのことではなくて、youtube等で電子ピアノでは達者にひいてるのに、同時期に同じ曲がグランドピアノではヘロヘロになっている例を見い出すことができます。
     これは、生ピアノと電子ピアノが、質的に異なる楽器であることに由来します。

     「電子ピアノは、(生)ピアノをひける人が、(生)ピアノの代わりにひく楽器である」とも言われますが、正論だと思います。生ピアノで長年修練を積んだ上級者がひくには最適です。
     たとえば、作曲家の新垣隆さんの自宅は電子ピアノでしたが、あれくらいの人になると、作曲家・作品ごとのグランドピアノでひいたイメージを完璧に持っているので、電子ピアノでも外の演奏会へ向けて準備できるのでしょう。
     ただ、子どもや、僕のような初~中級段階の者が、電子ピアノだけで上達するとは思えません。→かならず生ピアノの助けを借りなければなりません。

     生ピアノは、指先からのわずかな力を、弦の響きを経て空気の響きに変換する、一種の増幅装置です。この感覚は、たとえ高額の電子ピアノであっても味わえません。

    ツェルニー

    2015.11.11 12:20|未分類
     こちらは、土、日、月、火と、わるい天気が続きましたが、ようやく今日は晴れました。少し前に物干しの位置を、より陽が当たるように変えたんですが、けさはさらに日照がよくなるように庭の伸びすぎた樹木の枝を払いました。
     一か所に手を付けると、あちこちが気になり、庭と家の外周で二時間ほど労働しましたw。

     ツェルニーの作品500は、全4巻から成る『理論的実践的ピアノ教本』です。
     その第3巻が、 岡田暁生氏により邦訳されています→『ツェルニーピアノ演奏の基礎』春秋社
     いま借りて読んでいますが、豊富な内容に驚いています。

    生徒が教師のことを、教師であるだけでなく、同時に秀でた実践芸術家と考える根拠があれば、生徒は教師に対してはるかに大きな信頼と尊敬を抱くようになるでしょう。しかし教師にとってそれ以上に重要かつ必要なのは、すべてを言葉によって、つまり明晰な説明によって、生徒に理解できるものとして表現する能力です。


     と、最終章にあるように、この本は豊富な説明の言葉で綴られています。
     これを生徒=ピアノ学習者の側からいえば、学習者は自分がいま何をやろうとしているかを言葉で説明できなければならず、そして、言葉によって納得する必要があるわけです。

     わが国のこれまでのツェルニー受容に問題があったのではないでしょうか。というのは、上記のことに反するように、思うように上達しない生徒に対して要は教え方がわからないものだから、生徒をハノンや、ツェルニー練習曲に丸投げして「からだで覚えろ」みたいなところが実際上あったと思われるからです。

    初見能力

    2015.11.13 10:35|未分類
     おととい、きのうと、またちょっと考え込んでいましたが、初見能力ってピアノではやはり大事だし、必要なことかな。
     というか、「ピアノの基礎」とは何だろうと問うたときに、その中核にあるのがこの初見能力ではないだろうか、と。

     プロプリオセプションに基づく鍵盤感覚を養成するという目的。そのための手段としての、手元を見ない。手元を見ない手段としての、楽譜から目を離さない=視奏。
     視奏は手段の手段だったわけ。

     ぼくは今まで初見練習はしない方針だったし、初級者に初見練習はふさわしくないという考えでしたが、そう考えた背景は、「初見練習をすると、頭(心)の中にある楽想を差し置いて、音符によって強制的に指を動かすことになるので、それが心的・身体的葛藤をもたらすからよくない」というものでした。
     (それと、カツァリスが十九世紀のパリ音楽院の超むずかしい初見練習曲をひいているのをネットで観て、「初見能力は上級になってから伸ばすものではないか」という印象を持ってしまったんです。)
     なので、あえて初見でひくことは避けて、「楽曲分析をし、机上で楽譜の中身を頭に叩き込んで、その曲をよくわかったうえで楽譜を見てひこう」ということでした。
     でも、楽譜の中身を頭に叩き込む、というのも、これもまた一つの心的葛藤でしょう。w

    楽譜から鍵盤の絵が浮かんでくるか?

    2015.11.13 20:30|未分類
     楽譜を見つめるだけで鍵盤の絵が頭の中に描けないでしょうか?

     複雑怪奇で難解極まりない現代曲では、手元を見る余裕など1%もありません。むろん、暗譜もしません。(練習はします。)
     ピアニストは譜面に100%張り付いて演奏します。
     どうして可能かというと、頭の中に鍵盤の絵が浮かぶからということを聞いたことがあります。譜面のある前方を向いたまま、その脳内鍵盤に向かって打鍵すると、指は現実の鍵盤を打っている、ということらしい。

     午後、ちょっとこのことで試行錯誤していたんですが、まず、白黒模様の鍵盤の特徴を押さえる必要があるかも。

    kenban-s.png

     鍵盤上で一番わかりやすい位置を持つ鍵盤は、「レ」だと思います。
     二つ並んだ黒鍵のちょうど間にあるから、一瞬で見つけられます。
     ですから、ピアノ譜=大譜表で「レ」の所に音符を書き、その楽譜の絵柄から鍵盤の絵の「レ」の所を想起する――そのあたりから始めるのがよかろうと思います。

    初見を始める前の心の準備

    2015.11.15 12:14|未分類
     朝から小雨が続く。十一月第一週は理想的な秋晴れだったんですが、その後は晴れがほとんど無しで来ています。
     きのう土曜日は、世界レベルでの痛ましい事件が発生してしまいました。なんとか穏やかな世界に戻るのを願うのがいいのか、それとも、テロ撲滅をめざし決然と戦うのがいいのか?。
     さて、今日はピアノ教室がスケジュール上お休みなので、気楽です。いつもは二日くらい前からアタフタしてくるんですがね(笑)。
     この余裕ある時間を活かして、ピアノの周辺的諸問題にけりを付けられればいいな。

     <手指の固有感覚(=プロプリオセプション)に立脚する鍵盤感覚>を獲得するため、楽譜から目を離さないでひこう――ということでした。
     そうやって曲を練習していくうちに、あまり音符を厳密に追っかけなくてもひけるようになります。そうすると、つい目が楽譜から離れがちになります。そういう時は、付箋に注意事項を書いたものを貼り付けるとか、楽譜への依存度を再び高める工夫をすることもできます。
     そう、楽譜に目一杯依存すればいいんです。楽譜への依存の度合いが高ければ、そのぶん、手元を見ないようにできます。
     それで、どういう時に最も楽譜に依存できるかというと、やはり、練習初期だったり、曲の中でもむずかしい部分だったりで、音符の並びを問答無用で追っかけざるをえない時です。

     ここまで考えると、レッスンや発表会での課題曲のようなメインで練習している曲よりも、今まで見たことのない楽譜を使って、文字どおりの初見練習をしたほうがよいのではないかと思えます。鍵盤感覚獲得のためには。
     ポピュラーピアノの教室のサイトからですが、無駄なく簡潔にまとめられています→ピアノを最短で上達するためのヒント

     楽譜を読む練習は、簡単な曲の初見を沢山こなす事です。
       ※初見とは、初めての曲を楽譜のみを見て弾く事です。
     好きな曲や、知っている曲をいくら練習しても、頭で覚えている曲を繰り返しているだけなので読譜力は全くつきません
     全く初めてで知らない曲を楽譜だけを見て弾くことが必要なのです。

     ピアノを始めて少したった方の為の練習用の簡単な楽譜は沢山あります。
     最初は8小節や、16小節位の短い練習曲を譜面のみを見てこなしていくのが理想的です。
     この段階では、演奏を間違ったとしても、止まったり弾き直したりしないで下さい
     弾き直しをするとその部分は弾けるようになるのですが、これは、楽譜を見て弾けるようになったのではなく、覚えて弾いてしまっている状態なので、楽譜を読む練習にはなりません
     とにかく決めたテンポで何が何でも弾き通す事です。


     まづは簡単な楽譜を5~10冊くらい用意する必要がありそうです。

    初歩の初見練習本格スタート

    2015.11.17 11:58|未分類
     昨夜もやったし、今日も午前中だけで、かなり初見練習してみました。
     レッスンの課題曲や発表会の曲については、練習のしかたは今までどおりです。それらの曲についても、ここ半年の心がけによって、以前と比べて楽譜を見て鍵盤を見ないようになってはいます。ただ、それなりに音楽的に濃い曲をやっているので、表現を優先しなければならないことも多いわけです。
     そこで、まったくの別路線として、初歩段階の初見練習を採り入れることにしたんです。

     初見練習となると、そのための楽譜をどうするか。知らない曲であることが望ましいので、曲を覚え出すと使えなくなるわけで、それなりの冊数が要ります。
     以前、ブックオフのわりと僻地にある店舗で、ピアノ楽譜が100円で大量にあった記憶があります。
     最近、駅直結のモールの中のブックオフに寄ったんですが、楽譜は少なく、1冊700円くらいからで、ぜんぜん安くありませんでした。駅近と僻地では値付けが違うのか?
     あ、そうそう。ネットの浸透で、この頃はせどり(背取り糶取り)が多いでしょう。せどりとは、大手チェーンの古書店では一律に安く値付けけられているので、そこから特定読者にとって価値ある本を買い取って、高く売るニッチ商売です。
     せどりのせいで、百円楽譜はもうないのかもしれません。ともあれ、近々その僻地ブックオフに足を運んでみます。

     で、とりあえず今ある楽譜で初見練習します。バッハ、モーツァルト、ハイドンの楽譜は異なる版を含めてけっこう持っているので利用します。
     バッハのなるべく知らない曲を選んで、バスの線だけをひいてみました。ポリフォニーの一声部だけなら、記憶していないので、初見に使えます。大譜表の下半分のヘ音譜表を読む訓練になります。

    初見用楽譜の宝の山

    2015.11.18 15:05|未分類
     きのうはあれから「僻地の」ブックオフに行って来ました。今年は自転車がないので、往復歩き。一日の歩数も一万歩を超えて、良い運動になった。
     その店舗はあいかわらず膨大な古書点数でしたが、楽譜はネット流通に流れたのか、ほんの少ししかなかった。それに百円の楽譜なんてないですね。
     それでも、来た記念に何か買おうと思い、バイエル併用と題に入った曲集2冊、各300円、と、クラシックの名曲をやさしくアレンジした大部の曲集700円を買って帰りました。
     バイエル併用のは、一冊はバイエル中頃に対応で、これなら今トライしても、何とか初見の形にはなる感じ。でも、バイエル終盤対応のもう一冊は、初見したら崩れるだろうなという感じ。

     しかし、レッスンでは一丁前にクラシックの中級曲をやっている(ただし苦労しつつ、、、)のに、このバイエル併用曲のようなものを初見でプレイできないとしたら、それは些かバランスを欠いているんじゃないかと思いますね。(尤も、音大ピアノ科卒でも初見が実際に苦手という人はいるそうですが。)
     今さら「初見が得意になってやろう」などとは願いませんが、(できる範囲で)バランスを考えて成長・進化していきたいものです。笑。

     そんな考えにひたっているうちに、「初見用の楽譜はなにも自己所有する必要はないんじゃないか」と気づき、地元自治体の図書館のサイトを検索したところ、もう膨大に出てきました。「バイエル併用 OR バイエル程度」のキーワードで、100冊ヒットしました。下に30冊目までの絵を貼ります。
    バイエル併用曲集
    まだやっていませんが、ハノン併用、ツェルニー、ブルク併用など、検索語次第で、子供向け楽譜はもっともっと出て来るでしょう。
     この図書館は二週間、大抵は延長できて四週間借りられます。これで初見用楽譜調達の課題は見事にクリアされました、笑。

    好スタート

    2015.11.26 21:11|未分類
     モル作さんという、大人でピアノを始めて1年ですごく上達している人がいるんだけど、ちょっとブログの過去ログを読んだら、、、。

      去年(2014年)8月半ば、カシオの光るキーボード(1万円台)を衝動買い。
      その一週間後、追加で電子ピアノを買う。
      9月初頭、ピアノ教室の体験レッスン申し込み。
      9月12日、体験レッスン→そのままレッスン継続となる。

     1か月でこれだけ展開の早い人も珍しいですな。笑。
     (ぼくもそうですが)子供の頃(成人前に)習い事としてのピアノをやったことがない人間にとっては、ピアノレッスンというはかなりの<特殊世界>であることは間違いないでしょう。
     だから、普通はなかなかピアノ教室の門は叩かずに、本やネットを見て独習が多いのでしょうね。

     もちろん、子どもの頃習っていたという人はまったく別で、「ピアノやるんならレッスンに行くのが当たり前」という思考でしょう。

     ぼくの場合は、放置していた自宅のピアノを数年ぶりで調律したのが2010年の秋。そこからは多かれ少なかれひいていたんですが、ピアノ教室に行き出したのが去年の8月だから、4年もかかっています。超遅いように見えますが、、、。
     ただし、ぼくの場合は、まむし指という特殊事情があり、まむし指が治せたのがおそらく2003年になってからだから、そこを起点にすれば教室行きもそれほど遅くないとも言えます。
     まむし指といっても、指によって意味合いが違いますが、左手親指でした。親指がまむし指である限り、ピアノで高度なことは何もできません。(2011年、12年の録画が残っていますがメロメロですね)親指と小指でアーチ形が作れないので、力強い和音ができません。まむし指状態で教室に行っても意味がなかったでしょう。いま思い出したけど、先生は「まむしゆび」という言葉を知りませんでしたw。
     だから、まむし指を矯正できて本当によかったです。(手順を踏めば、半年以内で治せるみたいですが。)
     今は左手も右手も強靱そのものですよ。
     ちなみに、ピアノでまむし指になったのではなく、2009年頃、庭で力仕事をしていてなったんです。
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    プロフィール

    諸パン

    Author:諸パン
     2011年初夏生まれの三毛猫マズルカ♀
    ww A- Oo D- ii -- B- C- SS L-
    体重 4.3 kg ('16.07.14)
    max 4.3 kg

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